ヤギのいる草庵カフェ

松林の中にひっそりと佇む草庵です。
松といえば、鵠沼別荘地の象徴のような景観要素で、鎌倉や逗子とは一味違った海辺の別荘文化が香ります。こちらの土地の周辺にはまだまだ大きな邸宅があり、石垣と松林の先に深い影の母屋があって、傍らに客間があって、という戦後の住宅地を思わせる風景がまだまだあります。
車のアクセスも良好で駅までフラット。海までも徒歩でフラッといけるとなれば、子育て世代から人気を得るのはもちろんな土地なので、徐々に小さな宅地や家に風景が変化していますが、人が住むののに快適な場所は、そうして新陳代謝して、世代の交代が活発に行われ、街としては生き生きとしているということになるのだと思います。
そんな中、ポツリと残るこの草庵。土地100坪あって、どう活用したらよいか悩むところです。一家族で住むにはもったいない。L字に曲がったプランの方を賃貸用としたり、2世帯用で両親を呼んだり、ヤギや鶏を飼ってもいいですね。
「辻堂でヤギのいる草庵カフェ」
うけると思います。ヤギでなくても、庭が広く、それを取り囲むL字の建物はここにしかない世界観がつくれます。建物はボロボロに近い状態なので良質な箱として整えて、松林に佇む草庵、大切にしていきたいものです。
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