鵠沼家族物語 -湘南文化と温もりを受け継いで-

いつもお世話になっている湘南の工務店さんのパーティにお邪魔した際のこと。とある方がこんなことをおっしゃっていました。
「このパーティは鵠沼などの湘南の別荘文化のホームパーティーのリバイバルという観点でやられているんですね。
鵠沼松が岡が別荘街から定住の町に変わる頃、この会社を創業した会長が高校生の頃がピークだったようですが、いわゆる湘南文化を創った世代であり、こういうどんちゃかパーティーから文化が生まれたわけですね。広いお庭にゲストを招いて、生演奏があったり、歌ったり、お肉を焼いたりオードブルを振舞ったり、やっていたわけですね。そういう文化に育たれた体験などがおありでしてね。
私は「湘南別荘文化」に憧れて湘南に来たので、その主役であり、その末裔であるこのファミリーの世界観にすっかり引き寄せられました。」と。
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鵠沼は明治時代、御用邸に誘致しようとされていた場所でもあり、1区画1000坪以上の大きなお屋敷が多く、大規模な別荘建築やその庭園が点在した景観は、さぞや優雅な街並みだったことでしょう。
そんな別荘地であった鵠沼の地。
元々はこちらの土地も昭和56年頃に4分割されましたが、それまでは約370坪のゆとりあるお土地でした。今の時代であれば、4分割どころではなく、1区画を50坪ほどにしてきっと7分割位に細分化されてしまうところでしょう。ここは94坪、専用通路部分を除いた有効宅地でも70坪以上ある土地。
建物は昭和56年築、築35年を過ぎた建物ですが、大震災の時も絵ハガキ一枚倒れなかったというしっかり具合。室内は木のぬくもりに満ち、出窓や吹き抜け、ところどころのディテールにこだわりを感じます。内装は今のベースを残しつつのリノベーションがオススメ。
外観は目の覚めるグリーン色で、ここは塗装か上貼りでイメチェンしても良いでしょう。建物が164㎡と大きいので、二世帯、三世帯で暮らすお家を探している方にも。
新築当時からこちらにお住まいのオーナー様ご家族の愛情たっぷり注がれてきたお家。ここで次オーナーにバトンタッチして、ひとつの新たな鵠沼の家族の物語がはじまります。
この地で湘南文化らしい暮らし、いかがですか。
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