悠久の鎌倉。これからの話しをしよう
私なりに、鎌倉に惹かれる理由を紐解いていくと、一言でいうと「悠久」という言葉につきるのではないかと思います。御用邸に始まる別荘地の葉山、海山があって都心アクセスのよい逗子にもないこと。
800年前、武家社会が誕生したその土地であり、世界に影響を与える禅マインドの起点となっていることなど、海山自然のあるライフスタイルは日本の各地で可能であるとしても、自分の人生よりもはるか昔から存在し、また自分がこの世に亡くなったあとも脈々と続いていくであろう、いわば文化を感じる場所であることは大きいと解釈しています。
さて、そんな鎌倉に魅了される方にはきっと共感頂けるであろう当物件。鎌倉駅徒歩10分、江ノ電和田塚駅徒歩3分という申し分ない由比ガ浜アドレス。路地へと進み、板塀や石畳みの風情を横目にすすむと大きな緑陰に佇む2階建ての古民家が現れます。緑の向こうに見える大きな建物から子供達の威勢のよい声が響き、この緑陰が小学校の敷地であることに気付きます。振り返れば小道の先、突如通過する江ノ電の姿はこの場所ならでは風景です。車が進入できないがために、落ち着いた鎌倉らしい雰囲気を保つ貴重なエリアです。
土地の周辺、庭は南側に大きくとられ、木肌の滑らかなサルスベリや褐色のウメノキなど四季を感じることができます。玄関は大きな切妻屋根が重厚で両側に引き込むことができる昔ながらの引戸が印象的。引戸の隙間からは細やかな豆砂利が美しい土間が見えて、詳しい年代はわかりませんが、少なくとも50年以上は変わらぬ風景があります。
建物内部は丁寧に使われてきた様子を伺うことができ、住むにあたり、設備の交換はしたとしても畳替えやアク抜き、漆喰の仕上げ直しなど、あくまで現況の木部を大切にして住み継ぎたいと思える状態です。大きさが1階2階各々80㎡超あり、2世帯はもちろん店舗など発展性のある器が用意されています。外装はサイディングボードが上から貼られているので、そのままもしくは、趣向性によっては塗り直しなどを考えてもよいかもしれません。
もう少し物件の詳細を説明すると、契約が2本立てとなっており、借地権-万円(建物の所有権)と底地-万円(土地の所有権)を同時に購入することが条件で、総額-万円の土地建物を購入することになります。契約が2本になることで諸経費が多少上積みされることになりますが、所有権の土地64坪、建物50坪が-万円というのはこの場所のもつポテンシャルにしては割安ではないかと思います。エンジョイワークスのオフィスからは徒歩3分。時間の調整がつけば内部もご見学頂けます。早めに内見依頼頂いた方がものにできる物件です。
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