終末の家
終の棲家をどこにするか?薄れゆく幼少期の記憶をたどりながら、変わったこと、変わらないことを自分との対話から導きだす日々。そんな時、どのような場所を選択するだろうか、人や人工物が多い、都市からはできるだけ離れて、自然豊かな場所、新鮮で旬な味覚をを楽しみ、鳥や虫たちの鳴き声の変化や観葉植物のちょっとした状態に目を配りながら、静かに暮らしたい。
幼少期に過ごした海のそば、できれば部屋から水平線を見たい。結婚当初から一緒に過ごしてきた観葉植物達は挿し木で随分増えた。この子達のためにも光溢れるリビングは外せない。一日の中で一番大切にしているのは朝の時間。コーヒーの香りに包まれて植物達の様子に気を配ることで自分の体調も良くなるのを感じる。これからは、夕暮れ時の散歩を楽しみたい。冬の晴れた日には、海辺にスツールをおいて読書をする。
日々の忙しさから自分を一時解放して、終末の家を考えてみませんか?人生の終着点でどのような住まいで時を過ごしたいかを考えることはこれからの住まい選びや色々な選択のヒントになるかもしれません。一緒に考えましょう!この住まいはそうしたことを考えさせてくれるよいきっかけとなるでしょう。
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