愛犬たちのサンクチュアリ
今なお古き良き鎌倉の面影を残す海辺のまち、
材木座の石畳の小径の先に、
まるで大切に隠されてきたかのようにあった可愛らしい古家。
2015年。広い広い庭に初めて足を踏み入れた時、
もうRさんの心は決まっていました。
いつでも変わらぬ無邪気さで慕ってくれる愛犬たちを、
ここで思い切り走り回らせてあげようと。
四季を感じる樹々を配置した庭に芝生のドッグラン、
1階はほとんど間仕切りのないフラットな大空間。
真ん中には幅2.2m、奥行1.2mの料理が楽しくなる大迫力のキッチンを。
階段下をうまく利用したペット部屋。
シャワーとブローをしやすいように広くつくられた洗面。
もちろん、お庭にも外シャワーを設置。
大判タイルを全面に使った床は庭に向かって
新たに設けた掃き出し窓からテラスへと続きます。
元の古家の佇まいを生かしながら、
庭との連続性をさらに高めて生まれ変わったR邸。
南東向きに大きく開口部のあるため、
つねに明るい光がお部屋に差し込みます。
ぽかぽかと太陽が気持ちのいい窓際は、愛犬たちの特等席。
愛犬が暮らしやすい家の設計は
すなわち、ひとも暮らしやすい。
この次、住まう方がペットを飼っていなかったとしても、
生活導線がきちんと考えられたゆとりのある間取りは、
誰もが快適に過ごせる設計になっています。
★R邸メイキングブログはこちら
https://enjoystyles.jp/index.php?c=project&id=35
リノベーションが完成した2016年から、
愛犬といっしょに鎌倉LIFEを存分に楽しまれていたRさんですが、
都内に戻らねばならなくなり、このたびお家を売却されることになりました。
素敵な方たちに引き継がれてきた、
たくさんの愛が詰まったお家とお庭。
愛着を持って受け継いでくださる方とのご縁をお待ちしています。
【g】
