決めたみたいだ。グラウンドを見つめる息子の顔を見て、父親であるわたしは悟った。息子は現在中学2年生。幼いころからサッカー一筋で、ほぼすべての週末をサッカーに励んでいる。夢はもちろんサッカー選手。小・中とJリーグの下部組織などのクラブチームではない、学校のサッカー部、いわゆる部活動でやっている。その息子の夢がはたして叶うのかどうか、わたしにはわからない。けど、頑張る息子をできる限り応援したい。毎週末、息子より試合結果に一喜一憂しているのは良く考えると笑えてくるが、すべての試合の応援に駆けつけている。そして試合当日のわたしは忙しい、役割はビデオ撮り。ただ撮り方が下手だの、ボールを追いかけすぎだの、大事な場面でボールを追えていないだの、毎回息子に非難されている。まあ、たまに褒めてくれるのでよしとしよう。その息子がこの度、神奈川中体連の県の選抜に選ばれるという奇跡が起きた。奇跡というと本人に怒られるかもしれない。けど思ってもいないことだった。それからというもの、県内の高校サッカー部からお誘いの声がちらほら。思いもよらない事態にわたしたちも緊張してきた。
我が家はずっと賃貸で来たので、そろそろ家を買おうかと話をしてきているところだった。そんな中で、最初に声をかけられた高校、三浦学苑高校サッカー部。そこで息子とちょっと練習でも見に行って見ようかとなった。気軽な気持ちだった。着いた瞬間、愕然とした。すごいグラウンドだ、、そして施設や周囲の環境が素敵すぎる。言葉を失うレベルだ。そんな中ぱっと横に目をやると、きらきらな目をした今にもボールを追いかけそうな息子がそこにはいた。。。そうか、息子よ、決めたんだな、とすぐに悟った。県内の強豪校のひとつ、しかも環境がものすごくいい、絶対に良い進路なのは間違いない。しかーし、今の家からはなかなか遠い。いやめっちゃ遠い。そして私立。お金もかかる。これはもう、家族みんなでやるっきゃない!わたしは覚悟を決めた。家を買おう。
ということで、土地探しから。高校に近い、いやグラウンドに近い場所がいいか。通学に時間をかけすぎることなく、練習が終わってからの時間を有意義に使ってほしいからである。将来的にも住みやすいひとつひとつが大きい分譲地、リゾート感があり気持ちに余裕が生まれるゆったりとした広い道路、自然豊かで電線のない街並み、セキュリティばっちりの安心住宅街。ここならどうか。逗子や三浦学苑高校方面への横須賀行きのバスも出ている。よし、今日は帰って早速家族会議だ。勢いは大事だし、なによりこの環境なら思う存分、挑戦できるだろう。やるだけやってみろ息子よ。
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(正o)
